ワークステーション口コミ(滋賀県湖南30代後半)

 滋賀県の湖南にある総合病院で20歳から11年間働いていました。病棟で三交代勤務でした。

日勤では沢山の業務をこなし、経験を積むにつれて頼られる事も多くなりアドレナリン大放出!なんて日もありながらやりがいを持って働けました。夜勤が体質に合わないようで段々と体調が悪くなり、転職を考えるようになりました。

 退職してからしばらくはハローワークに通いました。

そこで仕事を探していましたが、数ヶ月して色々な経験をしておきたいと考え、ワーキングホリデー的な感覚で派遣会社を探しました。

最初に目についたワークステーションという派遣会社に登録しました。

他の派遣会社にも登録をしましたが、必要以上に就職を進められたり、電話やメールがしつこかったので、この派遣会社一本に絞りました。

ウキウキ楽しみにしながら始め、時間帯や時給など色んな業務の中から自分でいくつか選択し、派遣会社の担当になった方と連絡を取り合いながら仕事を決めていきました。

こんなお仕事はどうですか?とメールが送られてきて、引き受ける場合はメールで返信するだけだったので、煩わしさはなくやりたい仕事をやりたい時に行えるので良かったです。

 私は、デイサービスと健診のお仕事を選び、週に2~3日働きました。デイサービスでは、検温・処置・記録をメインにしたお仕事で、派遣という事もあり時給も良かったです。週に1~2度だけの勤務でしたので、利用者やスタッフとの関係は薄いもので、やりがいはもてませんでした。健診のお仕事では、派遣社員のほとんどは簡単な仕事で血圧や体重測定といったものでしたが、与えられた仕事以外にとっさに仕事が指示されるので働きにくかったです。現場の責任者からの扱いが社員と派遣では違ったように感じました。

 数ヶ月経過した後そろそろ正社員で働きたいと考え、派遣会社の方にいろいろと紹介をしていただいたり自分で行きたい所をピックアップし、何件か一緒に面接に行きました。

そこで、特別養護老人施設の仕事を見つけました。お給料も良く福利厚生もしっかりしていたので1ヶ月お試し期間で働かさせていただき決めるといった方法で働きました。

健康状態の管理・内服の管理・診察の同行が主な仕事でした。そこは医療と介護の接点が薄く、介護士は人数も少なくとても大変そうに働いているのに、看護師は必要以上に勤務人数がおり、1日何度も休憩をしているような体制でした。

看護師の介護士に対する横柄な態度も馴染めなかったので、1ヶ月働かさせていただいた後、続けられない事を伝えました。最初、その施設を見てお給料なども考えた時はここに決めてしまおうかと考えましたが、今から考えると1ヶ月お試し期間として働いて良かったと思いました。やはり、募集を出している所などは、内情を把握してから決める方が良いのだと思います。

 現在の職場はデイサービスの常勤です。小さい会社の正社員なので、看護業務だけではなくレクレーションや入浴介助など全般の仕事です。看護師で培ってきた経験や知識だけでは役に立ちません。

ワクワク・ドキドキの体験や知識を得ながら、受身だけでないものも習得できます。集団をまとめる力・全体を見回せる洞察力なども身につきます。

お給料は病院と比べると2/3程度しかありません。しかし、長く働けば働くほど働きやすくなりますし、病院のような患者さんとの短い関係ではなく数年単位で利用者と密に関われます。家族よりも長い時間を共有し、家族が増えたような感覚にもなれます。ただ、ボーナスが経営状態であったり無かったりすることだけが悲しいです。